「六本木クラス、打ち切りになったの?」
竹内涼真主演のドラマ「六本木クラス」について、こんな疑問を持っている人が結構いるみたいです。気になって調べてみたんですが、結論から言うと六本木クラスは打ち切りではありません。2022年7月7日から9月29日まで、全13話が予定通り放送されています。
ただ、「打ち切り」と検索したくなる気持ちもわかるんですよね。放送中に出演者の香川照之さんのスキャンダルが報じられて、「これ、打ち切りになるんじゃ…」とハラハラした人も多かったはず。
この記事では、六本木クラスが打ち切りではない根拠を視聴率データで示しつつ、打ち切り噂の背景にある香川照之さんの不祥事問題、韓国版との違い、そしてドラマの評価まで、まるっとまとめました 📺
六本木クラスは打ち切りではない
まず最初にはっきりさせておきたいのですが、六本木クラスは打ち切りになっていません。全13話が最後まで放送され、ストーリーも完結しています。
全13話が予定通り放送された事実
六本木クラスは、テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で2022年7月7日に放送を開始し、9月29日の最終回まで全13話が放送されました。韓国の大ヒットドラマ「梨泰院クラス」の日本版リメイクで、竹内涼真さんが主演を務めた話題作です。
テレビ朝日の木曜ドラマ枠は、1クールで全12〜13話が標準的な話数です。六本木クラスの全13話は、この枠としては標準的な長さ。途中で短縮されたわけでも、急遽打ち切りが決まったわけでもありません。最終回は10分拡大のスペシャル版として放送されており、むしろ局側が力を入れていたことがうかがえます。
原作にあたる韓国版「梨泰院クラス」は全16話でした。ここで「え、3話分少ないじゃん。やっぱり打ち切りで短くなったんじゃ?」と思う人もいるかもしれません。でもこれは日韓のドラマ制作事情の違いです。韓国ドラマは1話あたり約60〜70分で全16話が標準的なフォーマット。一方、日本の民放連続ドラマは1話約54分で全10〜13話が一般的。放送枠に合わせた話数設計であり、内容をカットしたわけではありません。
実際、六本木クラスは13話の中に韓国版のストーリーをしっかり凝縮して構成されています。脚本家がエピソードを取捨選択し、日本の視聴者に合わせてアレンジしたもの。「話数が少ない=打ち切り」という図式は、この作品には当てはまりません。
ちなみに、日本のリメイクドラマで韓国版より話数が少なくなるのは珍しくありません。「花より男子」「マイガール」「TWO WEEKS」など、韓国ドラマの日本リメイクは軒並み話数が短縮されています。これは打ち切りではなく、日本のテレビ局の編成上の制約に合わせた結果です。この点を知っておくと、六本木クラスの13話にも納得がいくのではないでしょうか。
視聴率の推移が示す番組の好調ぶり
「でも視聴率は良かったの?」という疑問もあると思います。これがなかなか面白いデータなんです。
六本木クラスの全13話の世帯平均視聴率は9.3%でした。2022年7月期の民放連続ドラマの中では上位に位置する数字です。しかもこの数字、単純に高いだけじゃなくて、推移のパターンが興味深いんですよね。
第1話は9.6%でスタート。第2話8.6%、第3話7.0%と序盤は下降傾向でした。正直、第3話の7.0%を見た時は「あれ、大丈夫?」って思った人もいたはず。でもここからがすごかった。
第4話8.1%、第5話9.1%、第6話9.2%、第7話9.3%、第8話10.0%、第9話10.2%と、なんと6週連続で右肩上がり。第8話では民放連続ドラマ1位の視聴率を記録しています。口コミが口コミを呼んで視聴者が増えていった、いわゆる「尻上がり型」のドラマだったわけです。
そして最終回は10.7%で番組最高を記録。初回を上回る数字で有終の美を飾りました。打ち切りになるドラマの典型パターンは「初回から右肩下がりで回復の兆しがない」こと。六本木クラスは真逆です。尻上がりに数字を伸ばして最終回で最高視聴率を出すなんて、むしろ制作側にとっては大成功と言っていい結果でしょう。
個人的にはこの視聴率推移を見て「え、6週連続右肩上がりって相当すごくない?」って驚きました。口コミの力ってやっぱり大きいんですね。
2022年7月期のドラマの中では、同じテレ朝の「六本木クラス」が平均9.3%だったのに対し、同期の他のドラマは7%前後のものも多かった。六本木クラスは決して視聴率が低いドラマではなかったんです。打ち切りが検討されるドラマは通常、平均視聴率が5%を下回るような作品。9.3%は十分に合格ラインです。むしろ、最終回に向けて視聴率が上がり続けたという点で、テレビ局にとっては「手放しで喜べる」レベルの数字だったと言えます。
なぜ「六本木クラス 打ち切り」と検索されるのか
六本木クラスが打ち切りでないことはわかった。でも、なぜこんなに「打ち切り」で検索されるのか。主に2つの原因があります。
香川照之のスキャンダルと放送継続への不安
六本木クラスが「打ち切りでは?」と心配された最大の理由は、出演者・香川照之さんのスキャンダルです。
2022年8月下旬から9月にかけて、香川照之さんの過去の性加害疑惑が週刊誌で報じられました。六本木クラスで香川さんが演じていたのは、主人公の宿敵である長屋茂(長屋ホールディングス会長)。物語の最重要人物の一人です。
報道を受けて、香川さんは出演していたCMが次々と打ち切りになり、TBSの情報番組「THE TIME,」の金曜MCも降板。テレビ業界全体が「香川照之をどうするか」で揺れていた時期でした。
そんな中、六本木クラスは放送中だったんです。「このまま放送を続けるの?」「打ち切りになるんじゃないの?」「香川照之は降板するの?」という不安が、視聴者の間に一気に広がりました。SNSでも「六本木クラス 打ち切り」「六本木クラス 放送中止」といった投稿があふれていたのを覚えている人もいるでしょう。
結果的に、テレビ朝日は番組の放送継続を決断。香川照之さんの降板もなく、最終回まで完走しました。でも、この時期に「打ち切り?」と検索した人の検索履歴が蓄積されていることが、今でも「打ち切り」というキーワードが検索される原因の一つになっていると考えられます。報道があった時期はドラマの終盤、第10話〜最終回の放送期間とぴったり重なっていたんですよね。タイミングが最悪だったとしか言いようがありません。
興味深いのは、スキャンダル報道後も視聴率が落ちなかったこと。むしろ第10話は9.9%と高水準を維持し、最終回では10.7%まで上昇しました。「打ち切りになるかも」という不安がかえって注目度を高めた面もあるかもしれません。結果的に、テレビ朝日の「放送継続」という判断は、数字の上では正解だったわけです。
韓国版との話数の違いが生んだ誤解
もう一つの原因は、韓国版「梨泰院クラス」との話数の差です。
韓国版は全16話。日本版の六本木クラスは全13話。この3話分の差を見て「途中で打ち切られて短くなったのでは?」と感じる人がいるのは自然なことです。特に梨泰院クラスを先に観ていたファンにとっては、「あのエピソードがカットされた」「この展開が駆け足になった」と感じる部分があったでしょう。
ただし、前述の通り、この話数の違いは日韓のドラマ制作フォーマットの違いによるものです。日本の民放連続ドラマで16話は極めて異例。大河ドラマや朝ドラのような長期枠でない限り、1クールのドラマは10〜13話で収めるのが標準です。
実際、テレビ朝日の木曜ドラマ枠の直近作品を見ても、2022年4月期の「未来への10カウント」が全10話、2022年10月期の「ザ・トラベルナース」が全9話。13話の六本木クラスは、むしろこの枠では多い方なんです。枠の標準を知っていれば、「13話=打ち切り」という心配は不要だとわかります。
最終回が韓国版と異なる展開だったことも、「打ち切りで急いで終わらせたのでは?」という憶測につながった面があります。でもこれは脚本家の意図的な選択であり、打ち切りとは無関係。リメイク作品が原作と異なるラストを迎えるのは、むしろ日本版としてのオリジナリティを出すための判断だったと見るべきでしょう。
もう一つ付け加えておくと、「打ち切り」と検索するのは、それだけその作品に関心がある証拠でもあります。どうでもいい作品のことは、そもそも検索しません。六本木クラスが「打ち切り」で多く検索されるのは、それだけ多くの人がこのドラマの行方を気にかけていたということ。ファンの多さの裏返しとも言えます。
香川照之の不祥事と番組への影響
「打ち切りにならなかったのはわかったけど、結局香川照之の件はどうなったの?」という疑問に答えます。
スキャンダル報道から最終回までの経緯
事の発端は2022年8月下旬。週刊誌が香川照之さんの過去の銀座のクラブでの性加害行為を報じました。これを受けて、9月に入ると状況が急変します。
まず、香川さんが出演していたCMが続々と打ち切りに。トヨタ自動車、三菱UFJ銀行、花王など、大手企業が相次いで契約を解除しました。テレビ出演も大きな影響を受け、TBSの「THE TIME,」の金曜MCを降板。報道によれば、CM違約金だけで数十億円規模に上る可能性があったとされています。あらゆる方面で「香川照之をどうするか」が議論されていた時期です。
六本木クラスにとっては、まさに最悪のタイミングでした。スキャンダル報道が本格化した時期は、ドラマの第10話前後。残りわずか3〜4話という、物語がクライマックスに向かう最も重要な局面だったんです。
テレビ朝日は2022年9月1日、「香川さんの被害者女性に対する行為はあってはならないこと」と認めつつも、「総合的に判断して番組の収録・放送を継続する」と発表しました。スキャンダルの最中に「放送を続ける」と明言するのは、テレビ局としてかなりのリスクを負った判断だったと言えます。実際、視聴者からはクレームも寄せられていたそうです。ドラマのスポンサー企業にも問い合わせが入り、一部のスポンサーが対応に苦慮したとも報じられています。ただし、スポンサーも放送枠に対してすでに広告費を支払っている以上、簡単に「撤退」することはできない事情がありました。週刊女性PRIMEの報道によれば、スポンサーが途中で降りることのリスクの方が大きかったとのこと。テレビ局とスポンサーの双方にとって、放送を最後まで続けることが「最もダメージの少ない選択肢」だったと言えます。
テレビ朝日が放送を続けた理由
なぜテレビ朝日は、スキャンダルの渦中で放送を打ち切らなかったのか。報道をもとに整理すると、いくつかの理由が浮かび上がります。
最大の理由は、香川照之さんが演じる長屋茂がドラマの核となる役柄だったことです。長屋茂は主人公・宮部新(竹内涼真)の「宿敵」であり、物語全体の対立構造の中心にいるキャラクター。出演シーンをカットしたら、ストーリーが成り立たなくなるレベルの重要人物でした。
次に、撮影がほぼ完了していたこと。スキャンダルが報じられた時点で、残り数話の撮影はすでに完了またはほぼ完了していました。代役を立てて撮り直すには、他の出演者のスケジュール調整、セットの再構築、編集のやり直しなど、膨大なコストと時間がかかります。放送スケジュールに間に合わせることは事実上不可能でした。
さらに、六本木クラスは韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイク権を購入して制作された作品です。放送を中止した場合、韓国の権利元に対する違約金が発生する可能性もあったと報じられています。ドラマの制作費に加えて違約金まで発生すれば、局にとっては二重の損害です。
結果的に、テレビ朝日の「放送継続」の判断は、興行面では正しかったと言えるでしょう。スキャンダル報道後の第11話以降も視聴率は大きく落ちることなく推移し、最終回では番組最高の10.7%を記録。正直、「スキャンダルの影響で視聴率が暴落するんじゃないか」と思っていましたが、蓋を開けてみればむしろ注目度が上がったとも取れる結果でした。
最終回放送後、香川照之さん側は謝罪会見を行いました。ドラマの完走を待ってから会見をしたことについて、「ベストタイミングだった」という見方もメディアでは報じられています。少なくとも六本木クラスというドラマに対しては、最後まで責任を果たしたと言えるでしょう。
六本木クラスの評価と視聴方法
打ち切りの真相がわかったところで、ドラマとしての六本木クラスの評価と、今から観る方法をまとめておきます。
ドラマとしての評価は賛否両論
六本木クラスの最終的な評価は、正直言って賛否両論です。でもこの「賛否が分かれる」こと自体が、このドラマの面白さを物語っていると個人的には思います。
まず、高く評価されているポイント。竹内涼真さんの演技は多くの視聴者から絶賛されました。主人公・宮部新の「絶対に諦めない」姿勢を体現する演技に、毎週引き込まれたというファンは多いです。平手友梨奈さん演じるヒロイン・麻宮葵の存在感も話題になりました。香川照之さんの悪役演技についても、スキャンダルとは別にドラマ内での演技力は高く評価されています。視聴率が6週連続で右肩上がりになったのは、キャスト陣の演技力と、回を追うごとに加速するストーリー展開のおかげでしょう。
一方で、批判的な意見もありました。最も多かったのが「韓国版と違う」という声。特に最終回の展開が韓国版とは異なる方向に進んだことに対して、梨泰院クラスのファンからは「あの土下座シーンが違う」「原作のカタルシスが薄まった」といった声が上がっています。オリコンの満足度調査でも、最終回で満足度が大幅に下落したと報じられました。ただし、この調査は「原作と違う」ことへの不満が反映された面が大きく、ドラマ単体としての完成度とはまた別の問題です。韓国版を観ていない人からは「普通に面白かった」という声も多いんですよね。個人的には、リメイク作品の評価はどうしても「オリジナルを知っているかどうか」で大きく左右されると思っています。初見で観れば普通に楽しめる作品なのに、原作ファンからの厳しい目にさらされてしまう。これはリメイクの宿命と言えるかもしれません。
今から六本木クラスを観る方法
六本木クラスは2022年の作品ですが、今からでも配信サービスで視聴可能です。
テレビ朝日系のドラマということで、TELASAが主な配信先になります。月額618円(税込)で、テレ朝系ドラマを中心に視聴できるサービスです。Amazonプライムビデオでも個別課金(レンタル)で視聴できます。また、各種動画配信サービスで期間限定の無料配信が行われることもあるので、こまめにチェックしておくのがおすすめです。DVDやBlu-rayも発売されているので、手元に残しておきたい人はそちらも選択肢になります。
六本木クラスのシーズン2はありますか?
2026年4月現在、シーズン2の制作は発表されていません。原作の梨泰院クラスも続編はないため、六本木クラスも全13話で完結した作品と考えてよいでしょう。
香川照之の出演シーンはカットされていますか?
カットされていません。配信版でも、放送時と同じく香川照之さんの出演シーンはすべて含まれています。
六本木クラスは、打ち切り騒動やスキャンダル報道というノイズがあったものの、ドラマとしてはしっかり完結した作品です。視聴率が最終回で最高を記録しているように、多くの人が最後まで見届けました。それだけの吸引力があるドラマだったことは間違いありません。
まとめ
六本木クラスは打ち切りではありません。全13話が2022年7月7日から9月29日まで予定通り放送され、最終回は番組最高の10.7%を記録して完結しました。
「打ち切りでは?」と検索される主な理由は、放送中に起きた香川照之さんのスキャンダルと、韓国版「梨泰院クラス」との話数の違い(韓国版16話 vs 日本版13話)です。ただし、スキャンダルにもかかわらずテレビ朝日は放送継続を決断し、話数の違いは日韓のドラマフォーマットの差によるもの。どちらも打ち切りとは関係ありません。
視聴率は第3話の7.0%を底に6週連続で上昇し続け、最終回で最高値を記録するという見事なV字回復を見せました。これは作品の面白さが口コミで広がった証拠です。気になっている人は、配信サービスでぜひチェックしてみてください 🎬